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女性のカラダとココロはじめてガイド

おりものってなに?

イラスト:おりものってなに?と気になっている女の子

初潮しょちょうがくる1〜2年前くらいから出る人が多い「おりもの」。
初潮と同じように、はじまるタイミングは人によってちがいます。
おりものの役割やくわりや気になるときの対処法たいしょほうなどについて学んでおきましょう。

おりものってなに?

「おりもの」とは、女性じょせいのカラダにある子宮しきゅうちつから流れ出てきたものがざった液体えきたいです。
人によって差がありますが、初潮しょちょうがくる1〜2年前ごろから出はじめる人が多いといわれています。

おりものは透明とうめいから白っぽい色で、下着につくと黄色っぽく見えることもあります。
生理周期せいりしゅうきによって、サラサラしていたりトロトロしていたりと見た目がわるのも特徴とくちょうです。
おりものは酸性さんせいなので、少しすっぱいニオイがすることもありますが、心配はいりません。

おりものはなぜ出るの?

おりものには、次の2つの役割やくわりがあります。

悪い菌が膣からカラダの中に入るのを防ぐ

膣の中は、おりものに含まれる乳酸菌にゅうさんきん仲間なかまによって酸性さんせいたもたれ、悪い菌が入ってくるのをふせいでいます。

受精じゅせいをサポートする

おりものは生理周期せいりしゅうきで色やニオイ、見た目が変わります。排卵はいらんが起こるころになると、透明とうめいでとろっとした状態じょうたいになり、受精をサポートします。

おりものが多いのは病気?

おりもののりょうえてくると病気ではないかと心配になるかもしれませんが、色やニオイ、見た目がへんでなければ大丈夫だいじょうぶです。

気をつけたいおりもの

初潮しょちょうをむかえると、おりものの量は少しずつ多くなります。
大人になるにつれて、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞らんぽうホルモン)の分泌ぶんぴつが増えてくるからです。
また、排卵はいらんが起こる前にはトロトロしたおりものが出て、量も増える人が多いようです。

このように、おりものはカラダの変化を教えてくれる大切なもの。
生理周期にあわせて色やニオイ、見た目がわっていくので、ふだんからおりものの変化へんかに目を向けられたらいいですね。

自分のいつもの状態じょうたいがわかるようになれば、色やニオイ、見た目がへんなときに「いつもとちがうな」と気きやすくなるでしょう。

おりものが気になるときはどうすればいい?

イラスト:おりものシートを使う女の子

おりものが気になるときは「おりものシート」を使うのがオススメです。
おりものシートとは、おりもの専用せんよううすいシートで、生理用ナプキンのようにショーツにけて使います。

おりものシートを付けていれば、おりものをシートが吸収きゅうしゅうしてくれるので、ベタベタ感やムレをふせげるほか、下着をよごしてしまう心配をせずにごせます。
ナプキンにくらべて薄くて小さいので、付けている感じが少ないのもうれしいところです。
おりものが気になる人は、おうちの人に相談してみてくださいね。

監修:婦人科専門医 松村圭子先生

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