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女性のカラダとココロはじめてガイド

生理周期せいりしゅうきってなに?

イラスト:生理周期の図と女の子

生理がはじまると「生理はどうして毎月くるの?」とふしぎに思う人や、生理がきた日から次の生理がくるまでの日数がバラバラで、心配になっている人もいるかもしれません。 ここでは、生理周期せいりしゅうきについて、わかりやすく説明せつめいします。

生理周期せいりしゅうきとは

生理周期とは、生理がはじまった日から、次の生理がくる前日までの日数のことです。
たとえば、4月1日に生理がきて、次の生理が4月29日にはじまった場合、生理周期は28日になります。

生理周期は25〜38日が正常せいじょうとされていますが、体調やストレスの影響えいきょうでずれることもあります。
初潮がきてから数年は、卵巣や子宮が未熟なので、生理周期が不規則になることが一般的です。
成人女性せいじんじょせいの場合、1〜6日であれば、早くきたり、おそくきたりしても問題もんだいありません。
生理周期は、ココロ・カラダの変化へんかにも関係かんけいしています。

生理周期は、カラダの中ではたらくホルモンの影響えいきょうにより

円グラフ:卵胞期(キラキラ期) 黄体前期(まったり期)黄体後期(もやもや期)月経期(ブルー期)
  1. 卵胞らんぽう期(キラキラ期)
  2. 黄体前期おうたいぜんき(まったり期)
  3. 黄体後期おうたいこうき(もやもや期)
  4. 月経げっけい期(ブルー期)

の4つの期間に分けられます。

卵胞らんぽう期(キラキラ期)

卵胞期は、生理が終わってから1週間くらいの期間です。

のうからの指令しれいを受けて、卵巣らんそうから「エストロゲン(卵胞らんぽうホルモン)」という女性ホルモンが分泌ぶんぴつされるようになると、卵巣の中で卵子らんしが入っている「卵胞」が成長せいちょうをはじめます。

エストロゲンの影響えいきょうで、子宮の中では子宮内膜しきゅうないまくがじょじょにあつくなっていきます。
はだのうるおいがし、気分も前向きになります。

黄体前期おうたいぜんき(まったり期)

黄体前期は、排卵はいらんから次の1週間です。

排卵はいらんが起こるとのこった卵胞らんぽう黄体おうたいという物質ぶっしつわり、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性じょせいホルモンを分泌ぶんぴつするようになります。
この黄体ホルモンのはたらきによって子宮内膜しきゅうないまくあつさを維持し、体温も少し高くなります。

大きな不調ふちょうは出にくいものの、むくみや便秘べんぴなどの症状しょうじょうを感じる人もいるかもしれません。

黄体後期おうたいこうき(もやもや期)

黄体後期は、生理がくるまでの約1週間です。

女性ホルモンのバランスがわる影響えいきょうで、カラダの不調ふちょうやイライラ・眠気ねむけといった月経前症候群げっけいぜんしょうこうぐん(PMS)の症状しょうじょうあらわれる人もいます。
そのため、黄体後期はあまり無理むりをせずに過ごせるといいですね。

生理が近づいてくると、ドロッとしたおりものがえ、ニオイが強くなることもあります。

月経げっけい期(ブルー期)

妊娠にんしんしなかった場合、あつくなった子宮内膜しきゅうないまくがはがれ落ち、経血けいけつとして体外に排出はいしゅつされます。

生理の出血がある期間を月経げっけい期とびます。
経血けいけつを体外に排出はいしゅつするときに「プロスタグランジン」といういた物質ぶっしつ分泌ぶんぴつされるため、生理つうが起こる人もいます。

経血けいけつりょうは生理2日目ごろをピークにり、7日目くらいには終わる人が多いでしょう。

生理前にココロやカラダが不調になるのはどうして?

イラスト:学校で女子中学生が生理前にココロやカラダに不調を感じている

生理前にココロやカラダに不調を感じることを「月経前症候群げっけいぜんしょうこうぐんPMSピーエムエス)」といい、生理のある女性の7〜8割が経験しているといわれています。

月経前症候群(PMS)とは、生理がはじまる10日前〜3日前くらいから、カラダとココロにあらわれる不調ふちょうのことで、生理がくればなおったり軽くなったりするのが特徴とくちょうです。

月経前症候群(PMS)の主な症状しょうじょうには、次のようなものがあります。

月経前症候群(PMS)の主な症状

月経前症候群(PMS)の原因げんいんははっきりとはわかっていませんが、黄体期にエストロゲン(卵胞らんぽうホルモン)・プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類しゅるい女性じょせいホルモンの分泌ぶんぴつが急にってしまうことが影響えいきょうしていると考えられています。

日本では生理のある女性じょせいのおよそ70〜80%になんらかのPMS症状しょうじょうがあるといわれていますが、症状しょうじょうが出る時期やあらわれる症状しょうじょうは人によってちがいます。

生理前にイライラしたり、気持ちが落ち込んだりしても、「これは生理の前の症状だから大丈夫」と自分を大切にしてあげましょう。

まわりの友達は大丈夫そうなのに、と比べてガマンする必要はありません。症状しょうじょうがつらい場合には、現在は、ピルなどの治療方法によって和らげることもできます。

まわりの大人に「もしかしたら月経前症候群かもしれない」と相談をしてみましょう。
まずは生理の記録きろくをつけるときに症状しょうじょうもメモして、自分がいつ・どんな不調ふちょうを感じやすいのかを知るところからはじめてみるのがおすすめです。

生理日管理アプリ『ルナルナ』のジュニアモードでは、生理日のほかに体調も入力することができます。入力した体調は、カレンダーで確認できます。気になる症状がある人はぜひ記録してみてくださいね。

画像:生理管理アプリ『ルナルナ』のジュニアモードアプリ画面

監修:婦人科専門医 松村圭子先生

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