生理中の経血量はどれくらいがふつう？

1回の生理（3〜7日間）で排はい出される経血量は、合計20〜140gといわれています。

血の量の目安

ペットボトルのキャップで表すと、だいたい3杯ばい分から21杯分までがふつうということです。ペットボトルのキャップ21杯分は、コーヒーカップ1杯くらいの量になります。ふつうと言える範囲はんいはかなり広いことがわかるでしょう。

また、生理の経血量が月によって多かったり少なかったりするのも、おかしなことではありません。
これは、生理にかかわるホルモンのバランスや体調が毎月変化していくためです。

そのため、月によって経血量の多い・少ないがあっても大きな心配はいりませんが、たとえば1時間でナプキンから経血があふれてしまうなど、いつもとちがうようなことがあれば、念のためまわりの大人に相談してみましょう。

生理中の経血量はどう変化する？

人によって差はありますが、生理の経血量は1〜3日目が多く、4日目からだんだん減へっていきます。

中でもいちばん経血量が多いとされるのは生理2日目です。経血量が多い生理1〜3日目は「多い日の昼用」、4日目以降こうは「ふつうの日用」または「軽い日用」というように、ナプキンを上手に使い分けるのも快適かいてきに過すごすためのポイントです。

生理中の経血量がおかしいと思ったら？

生理の経血量はまわりの友だちと比くらべることができないので「自分の経血量は多すぎ？」「少なすぎ？」と心配になってしまう人もいるかもしれません。

でも、 初潮しょちょうがきてから数年間はホルモンバランスが不安定なので、経血量が多かったり、少なくて1〜2日で生理が終わってしまったりしても問題ない場合がほとんどです。

もし次のポイントに当てはまる場合は、おうちの人に相談してみましょう。