友だちに生理がはじまった子が増えてくると「わたしももうすぐ来るのかな？」「わたしだけ生理が来なかったらどうしよう……」と心配になったり、不安になったりすることもあるかもしれません。

はじめての生理について、くわしく知っておくと安心です。生理についてわかりやすく説明していきますね。

生理は何歳さいからはじまるの？

はじめての生理が来ることを「初潮しょちょう」、または「初経しょけい」といいます。

初潮が来る平均年齢へいきんねんれいは12歳さいといわれていますが、カラダが成長するスピードは人によって違うのでこれより早く来る人もいれば、おそく来る人もいます。だいたいの人は、10～14歳までの間に、はじめての生理をむかえるでしょう。

10歳になる前に生理が来た（出血があった）ら、まわりの大人に相談し、小児科の先生にみてもらいましょう。
また15歳になっても生理が来ない場合も、まわりの大人に相談し、産婦人科の先生に相談してみましょう。
小児科・産婦人科の先生がくわしく診察しんさつし、必要ひつようがあれば検査けんさもしてもらえます。

はじめての生理はどんな感じ？

「いきなり赤い血がドバッと出たらこわいな……」と思う人もいるかもしれませんが、初潮しょちょうで赤い血がたくさん出る人はあまりいません。
はじめての生理は、ショーツにピンク色、または茶色っぽい血が少しつくぐらいのことが多いです。

生理のときに出る血のことを「経血けいけつ」といいます。
ケガをした時に出る血とは少しちがって、子宮しきゅうからはがれおちた内膜ないまくなどが混ざったものです。1日で終わってしまう人もいれば、1週間以上続く人もいるなど、生理が続く期間は人によってちがいます。

初潮からしばらくは、次の生理が来るまでの期間や経血の量りょうも不安定ふあんていです。だんだん安定してくるので、あまり気にしすぎないようにしましょう。

初潮しょちょうが来るサインはある？

胸むねがふくらむ、陰毛いんもうが生えるといったカラダの変化へんかは、初潮が近づいていることを表あらわすサインです。

ショーツに白〜黄色っぽいよごれがつくようになる人も多くいます。これは「おりもの」といって、膣ちつにばい菌きんが入らないように守ってくれる分泌物ぶんぴつぶつです。
膣は、おしっこが出るところと、お尻しりの穴あなの間あいだにあります。
おりものは、少しすっぱいにおいがすることもありますが、心配はいりません。

そのほか、カラダがだるくなったり、おなかが痛くなったり、顔にできものができやすくなったりする人もいますが、とくに症状しょうじょうが出ない人もいます。
なにかいつもとちがう症状があったら、まわりの大人に相談してみてくださいね。