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女性のカラダとココロはじめてガイド

生理ってなに?〜女性のカラダと生理のしくみ〜

考える女の子

「女の子にはみんな生理せいりが来る」ってきくけれど、そもそも、「生理はなんのためにあるの?」と思う人もきっと多いでしょう。
ここでは、生理のしくみや女性のカラダの変化について、くわしく説明します。

生理ってなに?

生理は、正しい名前を「月経げっけい」といいます。
将来赤ちゃんをむかえるための準備じゅんびで、女性だけに起こるものです。

おしっこが出るあなとおしりの穴のあいだにある「ちつ」から血が出てきますが、このときに出る血は「経血けいけつ」といって、ケガをしたときに出る血とはちがうものです。

生理は、10~14さいにはじまり、50歳くらいまで、だいたい1ヶ月に1回やってきます。だいたい1ヶ月といいましたが、人によって生理から次の生理までの日数(生理周期せいりしゅうき)はちがいます。正常な生理周期は、25~38日といわれています。

女性のカラダの中はどうなっているの?

経血けいけつが出てくるちつおくには、「子宮しきゅう」や「卵巣らんそう」があります。

子宮の図
子宮しきゅう

妊娠したときに赤ちゃんが育つところで、ふだんはたまごくらいの大きさです。
子宮の内側は子宮内膜しきゅうないまくという粘膜ねんまくにおおわれています。
子宮内膜は妊娠にんしんすれば赤ちゃんのベッドのはたらきをしますが、妊娠しなければいらなくなって経血のもとになります。

卵巣らんそう

卵子らんしという赤ちゃんのたまごが存在する場所です。卵子は、受精卵じゅせいらんのもとになる細胞のひとつです。
子宮の左右に1つずつあり、通常2~3cmぐらいの大きさです。
およそ1ヶ月ごとに左右どちらかの卵巣から卵子が1つだけ卵巣の外に排出はいしゅつされ、それを排卵はいらんといいます。

卵管らんかん

子宮から卵巣の近くまで伸びているくだです。卵子と精子せいしが出会って受精じゅせいをするところで、受精卵は卵管を通って子宮にいきます。

ちつ
子宮の入口からカラダの外につながるくだのような部分ぶぶんです。

生理が起こるしくみ

生理はつぎのような流れで起こります。

卵巣らんそう卵胞らんぽうが育つ

子宮の図

卵巣の中では、卵子が入っている「卵胞らんぽう」という袋がだんだん大きくなります。

子宮内膜しきゅうないまくあつくなる

子宮の図

子宮しきゅうの中では、卵胞らんぽうの成長にともなって、「子宮内膜」が少しずつ厚くなっていきます。
子宮内膜は、赤ちゃんを子宮で育てるためのベッドとなるものです。
卵子らんし精子せいしが合わさってできる受精卵じゅせいらんをむかえるため、排卵はいらんが起こるころにはふっくらと厚くなります。

排卵はいらんが起こる

子宮の図

十分に育った卵胞らんほうをやぶって、卵子らんし卵巣らんそうから飛び出し、卵管らんかんが受けとめます。
卵子は、精子せいしがやってくるのを卵管で待ちます。

子宮内膜しきゅうないまくがはがれる

子宮の図

卵管らんかん卵子らんし精子せいしと出会えなければ、子宮内膜はいらなくなります。
子宮内膜は子宮から自然にはがれ、血といっしょにカラダの外に出てきます。
これが生理です。だいたい1ヶ月かけてこれを繰り返します。

生理をむかえるころに起こるカラダの変化

子宮の図

女性のカラダは、8~9さいごろから、次のような順番じゅんばんで変化します。

  1. むねがふくらむ
  2. 陰毛いんもうやわき毛がえてくる
  3. 初潮しょちょうが起こる
  4. ふっくらとまるみのあるカラダになる

これらの変化は、卵巣らんそうから分泌ぶんぴつされる女性ホルモンのはたらきによるもので、「第二次性徴だいにじせいちょう」とよばれます。

成長にともないカラダは日々少しずつ変化していきます。最初は戸惑とまどうこともあるかもしれませんが、思春期ししゅんきのカラダの変化は健康に成長しているあかしです。もし気にあることや心配なことがあれば、まわりの大人や産婦人科に相談してみてくださいね。

監修:婦人科専門医 松村圭子先生

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